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AIupick

答えを少しずつよくする

具体的なフィードバックを伝え、別案を頼み、同じ作業でバージョンやツールを比べます。

約8分(編集部の目安) · 2026-10-10更新

このレッスンで学ぶこと

  • 一からやり直すのではなく、答えを良くするフィードバックの伝え方
  • 最初の下書きをそのまま受け入れず、選べるように別案を頼む方法
  • 2つのバージョンや2つのツールを、同じプロンプトで公平に比べる方法
  • うまくいったプロンプトを保存して、くり返し使う方法

考え方

AIツールの最初の答えは下書きであって、完成品ではありません。役に立つ結果は、たいてい2回か3回のフィードバックを経て得られます。大事なのは具体的に伝えることです。「もっと良くして」では、ツールは何をすればよいかわかりません。「半分の長さに縮めて、締め切りを最初の文に入れて」なら伝わります。

良いフィードバックは、何を残し、何を変えるかを示します。構成はいいけれど口調が堅い、という場合は、その両方を伝えてください。そうしないと、ツールが全体を書き直して、気に入っていた部分まで失われることがあります。1回に変えるのは1つか2つにすると、それぞれの変更で何が変わったかがわかります。

選択肢を見るまで、自分が何を求めているのかわからないこともあります。フォーマルな版とくだけた版、短い版と詳しい版のように、1つの点ではっきり違う別案を2つか3つ頼んでみましょう。完璧な答えを言葉で説明するより、選択肢の中から選ぶほうが簡単なことはよくあります。形式そのものが問題なら、例と、ほしい形式を示すに戻ってください。

比べ方には2つのレベルがあります。同じツールで、自分のプロンプトの2つのバージョンを比べることができます。また、同じプロンプトを2つの別のツールで試すこともできます。ツールによって、文章を生成するAIシステムである大規模言語モデルが違うことがあり、答えがかなり違ってくることもあります。公平に比べるには、どちらにもまったく同じプロンプトと素材を使ってください。実際に使える結果が出たプロンプトは、保存しておきましょう。保存したプロンプトは、翌週にもまた使える小さな道具になります。

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見極め(discernment)を扱います。AIアシスタントが出したものと、その途中でのふるまいが、あなたの作業にとって正確で役に立つかを判断することです。

例

レオさんは、暖房が壊れたことを大家さんに伝える短いメッセージが必要です。最初のプロンプトはこうです。

暖房が壊れたことについて、大家さんへのメッセージを書いてください。

下書きは丁寧ですが長く、いつから問題が起きているかには触れていません。レオさんは一からやり直さずに、具体的なフィードバックを伝えます。

丁寧な口調はそのままにしてください。80語以内にしてください。
暖房が月曜日から動かなくなり、今は夜になると部屋が寒いことを加えてください。
最後に、修理の人がいつ来られるかを尋ね、私の都合がつく日時を2つ示してください:
木曜日の午前か金曜日の午後。

2回目の下書きは短く、必要なことがすべて入っています。そこで彼はさらに頼みます。

別案を2つください。少しきっぱりした版と、少し温かみのある版です。
事実と長さは同じままにしてください。

彼はきっぱりした版を選びます。送る前に、曜日と時間帯が自分の伝えたとおりになっているかを確認します。書き直すと、細かい部分がいつの間にか変わることがあるからです。最終版のプロンプトは、次回のために「修理の依頼」という名前のメモに保存します。

やってみましょう

  1. 今週必要な短い文章を1つ選びます。メッセージ、要約、SNSの投稿などです。他人の個人情報は入れないでください。
  2. 好きなAIツールに最初の下書きを頼みます。それを保存します。
  3. 残したい点を1つ、具体的に変えたい点を2つ書き出します。それをフィードバックとして送ります。
  4. トーンや長さなど、1つの点ではっきり違う別案を2つ頼みます。
  5. 任意:最終版のプロンプトを2つ目のツールに貼り付け、答えを並べて比べます。どのツールを試すかは、比較ページを参考に選べます。
  6. 実際に使った結果が出たプロンプトを、わかりやすい名前をつけて保存します。

終わったときには、最終版の下書きと、くり返し使える保存済みのプロンプトができているはずです。

このテンプレートをコピー

前回のあなたの答えはこれです:[下書きを貼り付けるか、「前回の答え」と書く]

残す点:[うまくいっている点。例:構成と書き出しの1行]
変える点:
1. [1つ目の具体的な変更。例:100語以内に短くする]
2. [2つ目の具体的な変更。例:締め切りを最初の文に入れる]

そのうえで、[トーン/長さ/詳しさ]だけが異なる別のバージョンを[2つか3つ]作ってください。
私が伝えていない情報を加えた文があれば指摘し、確信が持てない点には印をつけてください。

AIに不確かな点を示すよう頼んでも、答えが正しくなるわけではありません。大事な部分は引き続き確認してください。

結果を確認する

  • 新しいバージョンでは、残すよう頼んだ部分が残っていますか?
  • 挙げた変更はすべて反映され、頼んでいない余計な変更はありませんか?
  • 別案は、頼んだとおりの点で実際に違っていますか?
  • 書き直したあとも、名前、日付、数字は正しいままですか?
  • 2つのツールを比べた場合、どちらにもまったく同じプロンプトと素材を渡しましたか?

よくある間違い

  • 「もっと良くして」と言う。あいまいなフィードバックでは、行き当たりばったりの書き直しが返ってきます。具体的に何を変えたいかを伝えてください。
  • 1回で変えすぎる。5つの変更を一度に頼むと、どれが効いたのかわかりにくくなります。1回に変えるのは1つか2つにしてください。
  • 違うプロンプトでツールを比べる。それではツールではなく、プロンプトを比べていることになります。入力はまったく同じにしてください。
  • 1回試しただけでツールを判断する。1回の答えは、たまたま良かったり悪かったりすることがあります。決める前に、同じタスクを2回か3回試してください。
  • うまくいったプロンプトをなくす。わかりやすい名前をつけてメモにコピーしておけば、次回また一から作らずに済みます。

練習は終わりましたか?

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