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AIupick

例と、ほしい形式を示す

例、表、リスト、長さの上限を使い、そのまま使える形で答えが返ってくるようにします。

約8分(編集部の目安) · 2026-10-10更新

このレッスンで学ぶこと

  • 短い例を1つ見せるほうが、長い説明よりも伝わりやすいことが多い理由
  • 表、箇条書き、決まった見出しなど、特定の形式を指定する方法
  • 答えを使う場面に合うように、長さの上限とトーンを指定する方法
  • AIが例をそのまま真似しすぎないようにする方法

考え方

AIツールは、渡された内容から答えの形を推測します。タスクを説明するだけだと、ツールが形式を勝手に選び、それが必要な形式とは限りません。長い段落はスプレッドシートに貼り付けにくいものです。チームへのちょっとしたメッセージが堅苦しい口調だと、違和感があります。

これを直す方法は2つあります。1つ目は、形式を直接指定することです。「3列の表」「箇条書き5つ」「100語以内」「親しみやすく、くだけすぎない」などです。2つ目は、良い答えがどういうものかを見せることです。ツールに渡す指示や素材であるプロンプトの中に例を1つかいくつか入れるやり方は、フューショット・プロンプティングと呼ばれることがあります。「フューショット(few-shot)」は、単に「いくつかの例」という意味です。

例が効くのは、言葉にしにくいことを見せられるからです。各項目の長さ、どのくらい詳しく書くか、どんな種類の言葉を使うか、といったことです。リスクは、AIが例を真似しすぎて、その話題や言い回しをそのまま使い回してしまうことです。そこで、何を真似するか(構成、長さ、トーン)と、何を変えるか(内容)をはっきり伝えます。

形式と長さは、確認するのも簡単です。箇条書き5つを頼んで8つ返ってきたら、すぐにわかります。まだツールに背景を何も伝えていないなら、必要な背景を渡すから始めてください。

動画を見る

OpenAIのマーケティング担当者が、製品のドキュメント、調査結果、会議のメモから、決まったテンプレートに沿った発表用ブログの下書きを作り、内容の変更に合わせて見直し、更新します。

例

マヤさんは小さなパン屋を営んでいて、新しいメニューボードに載せる短い説明文がほしいと考えています。最初の試みはこうです。

新しいシナモンロール、ライ麦パン、レモンタルトの説明文を書いてください。

返ってきたのは長い段落が3つで、「こだわりの」「至福の」といった言葉ばかり。ボードに載せるには長すぎます。2回目の試みでは、形式、上限、トーン、例を1つ加えます。

メニューボード用に、3つの商品の説明文を書いてください:シナモンロール、ライ麦パン、レモンタルト。

形式:1商品につき1行。「商品名 - 説明」の形で書く。
長さ:説明は1商品につき12語以内。
トーン:温かく、飾らない言葉で。「こだわりの」「至福の」のような言葉は使わない。

すでに使っている説明文を1つ示します。言葉ではなく、長さとトーンを真似してください:
アップルターンオーバー - サクサクのパイ生地に薄切りりんご、シナモン少々。温めもできます。

今回は、ボードに収まる短い行が3つ返ってきました。そのうち1つはレモンタルトにケシの実が入っていると書いていますが、マヤさんはケシの実を使っていません。AIが足りない情報を推測で埋めたのです。彼女はその部分を削除し、印刷する前に、すべての行を実際のレシピと照らし合わせます。

やってみましょう

  1. 短い近況報告、商品説明、タスクの一覧など、よく書く小さな文章のタスクを1つ選びます。
  2. 過去に満足できた例を1つ探します。名前、価格など外に出せない情報は、プレースホルダーに置き換えます。
  3. 好きなAIツールで、例を入れずに新しいものを書いてもらいます。その答えを保存します。
  4. 新しいチャットを始めて、もう一度頼みます。今度は例、形式、長さの上限、トーンを加えます。例から何を真似し、何を変えるかも伝えます。
  5. 2つの答えを並べて、どの指示がいちばん大きな違いを生んだかを書き留めます。

終わったときには、同じタスクに対する2つの答えと、どの形式の指示がいちばん役に立ったかを書いた短いメモができているはずです。

このテンプレートをコピー

タスク:[書いてほしいもの、または整理してほしいもの]
読み手:[誰が読むか]

形式:[例:名前、日付、担当者の列がある表/番号つきリスト/次の見出しごとの短い段落:…]
長さ:[例:箇条書き5つまで、それぞれ20語以内]
トーン:[例:親しみやすく平易に、専門用語は使わない]

私が求めるスタイルの例を示します。構成、長さ、トーンは真似してください。ただし内容は真似しないでください:
[短い例を1つ貼り付け。外に出せない情報は削除しておく]

私が伝えた事実だけを使ってください。確信が持てない点があれば、推測で書かずに「不確か」と印をつけてください。

AIに不確かな点を示すよう頼んでも、答えが正しくなるわけではありません。大事な部分は引き続き確認してください。

結果を確認する

  • 頼んだとおりの形式になっていますか?列、箇条書きの数、見出しは合っていますか?
  • 長さの上限に収まっていますか?推測せずに、語数や項目数を数えてください。
  • トーンは例と合っていて、読み手にふさわしいですか?
  • 新しい内容には合わない言葉や細かい情報を、例からそのまま写していませんか?
  • 事実、名前、価格、材料はすべて、あなたが実際に伝えたものですか?ツールが勝手に加えたものは削除してください。

よくある間違い

  • 形式をあいまいな言葉で説明する。「短くして」の意味は、ツールによって違います。語数、箇条書きの数、行数を数字で伝えてください。
  • 何を真似するかを言わずに例を渡す。AIが例の話題や言い回しを使い回すことがあります。「内容ではなく、構成とトーンを真似して」と伝えてください。
  • 外に出せない情報を含んだ実際の例を使う。例に含まれる名前、電話番号、顧客の情報も、ツールに送られます。先にプレースホルダーに置き換えてください。
  • 形式のルールを一度にたくさん重ねる。いくつかは守られなくなります。いちばん大事な2つか3つから始めてください。
  • 整った形式を質の証拠だと考える。きれいな表にも、間違った数字が入っていることがあります。形だけでなく内容も確認してください。

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