資料を勉強のノートにする
学んでいる内容をAIで整理し、確認して、自分をテストします。
約8分(編集部の目安) · 2026-10-10更新
このレッスンで学ぶこと
- AIツールに渡す前に、資料を準備する方法
- 知る必要のあることに合ったノートになるように、学習の目標を伝える方法
- 長い資料を分けて渡し、わかりやすい構成を頼む方法
- ノートを元の資料と照らし合わせ、自分で理解度を試す方法
考え方
AIツールを使うと、長い読み物やまとまりのない講義メモを、要点、短い説明、身近な例といったわかりやすい構成に整理できます。時間の節約になります。ただし、勉強ノートの目的は、ツールではなくあなたが学ぶことです。AIは資料の整理に使い、考えるのは自分で行いましょう。
まず、目標と今のレベルを伝えます。「この章を要約して」では、ありきたりな要約が返ってきます。「インフレの原因を、試験の短い記述問題で説明できるようになりたい。知っているのは基本的な用語だけ」と伝えれば、何に重点を置き、どこまで深く説明すればよいかがツールに伝わります。
長い資料は、分けて渡す必要があることがよくあります。どのツールにもコンテキストウィンドウがあります。一度に考慮できる文章の量のことです。貼り付ける量が多すぎると、後半の部分を、何も言わずに飛ばしたりあいまいにしたりすることがあります。1回に1つの章や節を渡し、「4つのうち2つ目」のように、それがどの部分かを伝えてください。
何かを貼り付ける前に、機密性のある内容を取り除いてください。クラスメートの名前、学籍番号、個人的なメッセージ、学校が共有を認めていない授業資料などです。ノートが返ってきたら、元の資料と照らし合わせます。AIはハルシネーション、つまり自信ありげなのに誤っていたり、元の資料にない内容だったりする記述を出すことがあります。勉強ノートでは、それが試験での誤答につながりかねません。詳しくはAIの答えを確認する方法で説明しています。
動画を見る
学生がGeminiを勉強の助けとして使い、難しい科目を理解し、調べものをしてレポートを書き、議論を試す方法と、責任ある使い方を紹介します。
例
アミラさんは、光合成についての生物のテストに向けて勉強しています。ほかの生徒に触れている先生のコメントを削除してから、教科書をもとにしたノートを1ページ分、次のプロンプトと一緒に貼り付けます。
私は光合成を学んでいます。今のレベルは中学・高校程度で、細胞が何かは知っています。
まずこのテーマを3~5個の重要な概念に分け、それぞれを身近な例を使って説明してください。
次に、理解度を確認する質問を3つ、答えなしで出してください。
確認できる事実、あなたの推論、確信が持てない点を分けて示してください。
資料(全2回のうち1回目):
[貼り付けたノート]
ツールは4つの概念を返します。ある例では、葉を、日光を使って食べ物を作る小さな台所にたとえています。アミラさんは教科書を開き、事実を1つずつ確認します。ある説明には、彼女のノートでは扱っていない細かい点が含まれていたので、ノートに写さずに、先生に聞く質問として印をつけます。それから、3つの確認問題に何も見ずに紙に答え、そのあとで初めて、教科書と照らし合わせて答えを確認します。
やってみましょう
- 勉強している資料から、1ページか1つの節を選びます。
- 名前、個人情報、共有が認められていないものを取り除きます。
- 目標について1文、今のレベルについて1文を書きます。
- 下のテンプレートを好きなAIツールにコピーし、プレースホルダーを埋めて、資料を加えます。
- 重要な概念を1つずつ、元の資料と照らし合わせます。資料にないものには印をつけます。
- 答えを頼む前に、3つの確認問題に自分で答えを書きます。
終わったときには、元の資料と照らし合わせて確認した短いノートと、3つの質問に自分で書いた答えができているはずです。
このテンプレートをコピー
私は[テーマ]を学んでいます。今のレベルは[簡単な説明。例:「大学1年生で、基本的な用語は知っている」]です。
目標は[できるようになりたいこと。例:「試験の短い記述問題で説明できる」]です。
まずこのテーマを3~5個の重要な概念に分け、それぞれを身近な例を使って説明してください。
次に、理解度を確認する質問を3つ、答えなしで出してください。
私の情報が足りない場合は、最初にいちばん重要な質問を1つだけしてください。
確認できる事実、あなたの推論、確信が持てない点を分けて示してください。
資料(全[総数]回のうち[番号]回目):
[ノートや読み物の1つの節を貼り付け。機密性のある情報は削除しておく]AIに不確かな点を示すよう頼んでも、答えが正しくなるわけではありません。大事な部分は引き続き確認してください。
結果を確認する
- 重要な概念はそれぞれ元の資料に出てきますか?それとも、ツールが新しいものを加えましたか?
- 定義、名前、日付、公式は、元の資料と同じですか?
- 身近な例は本当に内容と合っていますか?それとも、もっともらしく聞こえるだけですか?
- 確認問題は、細かい点ではなく、いちばん大事な点についてのものですか?
- 頼んだとおり、事実とAI自身の推論を分けていますか?
よくある間違い
- 本を丸ごと一度に貼り付ける。後半の部分が飛ばされたり、あいまいになったりすることがあります。1回に1つの節を渡し、それぞれに何回目かを書いてください。
- 確認問題にAIに答えさせる。答えを読むと学んだ気になりますが、学んだことにはなりません。まず自分で答えを書き、それから資料と照らし合わせてください。
- 確認せずにノートを信じる。特に数字、定義、名前は、1つずつ元の資料と比べてください。
- 個人的な資料や共有が制限された資料を渡す。個人情報を取り除き、何をアップロードしてよいかについて学校のルールに従ってください。
- 目標を書かない。目標がないと、ありきたりな要約が返ってきます。何ができるようになりたいかを伝えてください。
練習は終わりましたか?
進み具合はこのブラウザにだけ保存されます。ブラウザのデータを消去すると消えます。
出典
- Context windows (Anthropic、2026-10-10閲覧)